2018年7月17日火曜日
2018年7月8日日曜日
生きてこそ(1993年 アメリカ)
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この映画はたしか、リアルタイムで劇場に見に行った記憶がある。 |
事実をもとにした映画だった。映画自体には、生存者を演じる人たちが肌つや良く健康そうで、あまり飢えた風貌にみえない、というリアリティの足りなさを感じた。フィルムの質感や話の流れの置き方にも、少し古さを感じる。が、再現フィルムとしては広く世に知らせることができたのでは、と思う。
飛行機が冬山に墜落し、雪崩にも巻き込まれ、増えていく死者。捜索が打ち切られ、彼らが自力で生存するために取った方法とは、死者の体の肉を唯一の食糧として摂取することだった・・。
下記に事件の詳細が掲載されていた。
http://karapaia.com/archives/52104877.html
2018年7月7日土曜日
メイズ・ランナー最期の迷宮(劇場にて)
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シリーズ第三作。 |
なぜか迷路に閉じ込められた若者たち、彼らは人類を滅亡させるウィルスへの免疫を持った数少ない人間たちであった。3部目は、上級民と下級民が分け隔てられ、都市部は進入不可地域になっていた、そこを舞台とした話になっていた。免疫保持者は捕らえられ、奴隷のように拘束されていたが、主人公たちが解放する。一方、ウィルスに侵された人たちは、ほぼ「ゾンビ」のような面相になり、我を失って人に襲い掛かってくる・・。
完全にゾンビ映画にならないのは、ゾンビ的な状態を経て、やがて感染者は全員、間もなくして死んでしまうためであった。主人公の血清のみが、この破滅から人々を救う、というのがわかったようだが、以前拘束していたときにどうして主人公の血清を試していなかったのか、(前の1・2作は、ずいぶん前にDVDで見たので、以前の流れは忘れてしまったが)そう思った。
2018年7月4日水曜日
ケージ・ダイブ
サメ映画「オープンウォーター」シリーズの第三弾、らしい。雰囲気としては、きちんと見ていないが「ブレアウィッチプロジェクト」的な?ホームビデオ風に撮られた登場人物の表情を中心とした映像、が流れていく。
南オーストラリアへサメを見るケージダイビングに臨んだが、高波で船も転覆し、サメのいる大海原に投げ出された人たち。周りの人たちはそれぞれ、死んでしまったり、サメにやられたり、途中運よく救助される人もいて、だんだんといなくなる。パニックになりながらも当面は生き延びた三人。メーガン、恋人のジェフ、ジェフの兄のジョシュ。
夜になって、奇跡的に見つけた貴重な救命ボート、その船内にて。漂流中を助けた女性のために、救助を呼ぼうとあせったメーガン。照明弾を今度こそ使うのだと言い張り、男たちが先ほど失敗したからやめよう、と止めるのも聞かず、無理やり引ったくろうとしたところ、暴発してボートが燃えてしまう。
あきれた展開で、弱って動けない女性は置き去りにされ、そのまま燃えるボートの中で焼死。いったい何なんだ、これは・・。そして再び三人は、夜の真っ暗な海の上に・・。救命ボートと漂流者の女性は、夜の幻のように消えた。これは夢だと思った方が救いがあるのだろうか。
しかもこのメーガン、泳げないという設定になっているようだった。泳げないのにケージダイビングをする人は、実際にいるのだろうか?やることなすこと全て無茶苦茶。自分が泳げないからと、助けを求めに行こうとする男性の行動を束縛しまくる前半部の行動。
さらに、ボートを燃やすだけでは飽き足らず、どうせみんな死ぬのよ!とか、私が照明弾を打ったのを責めるつもりなの?あなたのせいよ、あなたが悪いんじゃない!などとジェフに意味不明なことも口走りながら海上でギャーギャーと騒ぎ、周りを混乱させた上にバシャバシャと水音を立て、サメの興味を引くこと間違いなしの行動ばかりとっている。
ことごとく全員を危険にさらし続ける、恐るべき悪女、メーガン。
やがてメーガンはサメに襲われ、ジェフは心臓発作を起こし、残ったジョシュもサメにやられてしまったので、絶望的なバッドエンドとなった。
南オーストラリアへサメを見るケージダイビングに臨んだが、高波で船も転覆し、サメのいる大海原に投げ出された人たち。周りの人たちはそれぞれ、死んでしまったり、サメにやられたり、途中運よく救助される人もいて、だんだんといなくなる。パニックになりながらも当面は生き延びた三人。メーガン、恋人のジェフ、ジェフの兄のジョシュ。
夜になって、奇跡的に見つけた貴重な救命ボート、その船内にて。漂流中を助けた女性のために、救助を呼ぼうとあせったメーガン。照明弾を今度こそ使うのだと言い張り、男たちが先ほど失敗したからやめよう、と止めるのも聞かず、無理やり引ったくろうとしたところ、暴発してボートが燃えてしまう。
あきれた展開で、弱って動けない女性は置き去りにされ、そのまま燃えるボートの中で焼死。いったい何なんだ、これは・・。そして再び三人は、夜の真っ暗な海の上に・・。救命ボートと漂流者の女性は、夜の幻のように消えた。これは夢だと思った方が救いがあるのだろうか。
しかもこのメーガン、泳げないという設定になっているようだった。泳げないのにケージダイビングをする人は、実際にいるのだろうか?やることなすこと全て無茶苦茶。自分が泳げないからと、助けを求めに行こうとする男性の行動を束縛しまくる前半部の行動。
さらに、ボートを燃やすだけでは飽き足らず、どうせみんな死ぬのよ!とか、私が照明弾を打ったのを責めるつもりなの?あなたのせいよ、あなたが悪いんじゃない!などとジェフに意味不明なことも口走りながら海上でギャーギャーと騒ぎ、周りを混乱させた上にバシャバシャと水音を立て、サメの興味を引くこと間違いなしの行動ばかりとっている。
ことごとく全員を危険にさらし続ける、恐るべき悪女、メーガン。
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ギャーッ!何かが足にさわった!助けて!サメにきまっているが、ここでは何も言わないのが肝要だ。 |
やがてメーガンはサメに襲われ、ジェフは心臓発作を起こし、残ったジョシュもサメにやられてしまったので、絶望的なバッドエンドとなった。
絶望感のほうが際立ったが、恋愛の三角関係が発覚してから三人の人間関係がメチャクチャになり、絶体絶命の状況で大海原での大ゲンカとなり、なんなんだこれは、、というぐちゃぐちゃの展開となった。
ことの顛末を記録したカメラが海中から見つかった、という設定で、それを見た親戚のメッセージがきれいごと過ぎ、無理やりまとめたなあという感じがあった。
2018年6月25日月曜日
海底47m
この季節になると、サメ映画が多く放映され、先日のロスト・バケーションに続き、こちらも見てみた。
姉妹がバケーションでリゾートに旅行し、失恋で落ち込んだ姉を元気づけるために、妹が夜の街へ姉を連れ出し、男性たちと親しくなる。週一でサメ観察ケージで潜っているという話を聞いて、すっかり妹は乗り気に。妹の、この軽々しさが最初から気に入らないが、話に乗ってしまって、海へでた。
ケージ搭載船に乗り継いだ時、さびついた小さなクレーンやら、さびたケージを見た瞬間、しょぼいし、ボロイ・・と思った。どうせ無認可の個人営業なのだろうと思うと、なおさらこれを使用するのはやめてほしいと思ったが、ノリノリの妹。しぶる姉を強引に説得して、物語は悲惨な方向へと向かっていく。
本能的に危険だと思えることを楽しむアトラクションは、私はそもそも苦手だが、それに対する警戒心が0で、強引な前向きさを見せる人は、なおさら苦手である・・。
そしてケージは落下した。根元からもげてしまった、クレーンとともに・・。言わんこっちゃないとしか言いようがない。海上の船とも距離がはなれたために連絡が取れない、というとんでもない状況。ホオジロザメが何匹も泳ぎ回っている中を、オリから出て連絡をとるために上昇していったり、フックを持ってきてくれた救助の男性、サメにやられたが、その遺体からフックをとってオリにかけなおしたり、予備の酸素ボンベを受け取るのに四苦八苦。
結局妹は、姉がまだ隠れていたほうがいいという忠告を無視して、大丈夫だと身を乗り出した直後、サメに襲われた。これもショッキングなシーンだが、全ての元凶ともいえる、自身の性格が招いた結果であった。妹にイラついていたこちらとしては、とうとう死んじゃったか、ヤレヤレ・・という感想である。
ところがここでぞっとする幻覚シーンがある。---妹は生きていたらしく、助けを求めてきた。照明弾を使いながら妹を抱えて浮上。照明弾を付けなおしたとき、真っ暗な水中で大口を開けたサメの顔が、3匹分くらい二人を丸囲みしていたのが怖かった。なんとか船上に逃げおおせたが、なぜか血が下におちないで横流れしていき、船長の声も無線のような響きに。---
と、現実シーンにもどったところ、結局、足を挟まれゲージから全く出られない姉が、一人幻覚を見て、ケラケラ笑っていたのだった。焦点の合わない目で、助かったわ!と海底のゲージの中で一人笑い続ける不気味な姿。妹はもちろん、そこにはいない。救助隊員が救出する途中で姉は正気に戻ったようだったが、ここで話は終わりとなった。
この映画は、青く濁って視界のきかない水中での時間が大半を占めている。なので、広く、深い海の背景として、一層、暗く、寒々しい雰囲気を演出していて、暗澹たる気分を高めていると思う。見た後も、そういう意味で怖さが続いた。
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クレーン故障により、サメ観察用ケージが深度47mの海底にまで落ちてしまった。 |
ケージ搭載船に乗り継いだ時、さびついた小さなクレーンやら、さびたケージを見た瞬間、しょぼいし、ボロイ・・と思った。どうせ無認可の個人営業なのだろうと思うと、なおさらこれを使用するのはやめてほしいと思ったが、ノリノリの妹。しぶる姉を強引に説得して、物語は悲惨な方向へと向かっていく。
本能的に危険だと思えることを楽しむアトラクションは、私はそもそも苦手だが、それに対する警戒心が0で、強引な前向きさを見せる人は、なおさら苦手である・・。
そしてケージは落下した。根元からもげてしまった、クレーンとともに・・。言わんこっちゃないとしか言いようがない。海上の船とも距離がはなれたために連絡が取れない、というとんでもない状況。ホオジロザメが何匹も泳ぎ回っている中を、オリから出て連絡をとるために上昇していったり、フックを持ってきてくれた救助の男性、サメにやられたが、その遺体からフックをとってオリにかけなおしたり、予備の酸素ボンベを受け取るのに四苦八苦。
結局妹は、姉がまだ隠れていたほうがいいという忠告を無視して、大丈夫だと身を乗り出した直後、サメに襲われた。これもショッキングなシーンだが、全ての元凶ともいえる、自身の性格が招いた結果であった。妹にイラついていたこちらとしては、とうとう死んじゃったか、ヤレヤレ・・という感想である。
ところがここでぞっとする幻覚シーンがある。---妹は生きていたらしく、助けを求めてきた。照明弾を使いながら妹を抱えて浮上。照明弾を付けなおしたとき、真っ暗な水中で大口を開けたサメの顔が、3匹分くらい二人を丸囲みしていたのが怖かった。なんとか船上に逃げおおせたが、なぜか血が下におちないで横流れしていき、船長の声も無線のような響きに。---
と、現実シーンにもどったところ、結局、足を挟まれゲージから全く出られない姉が、一人幻覚を見て、ケラケラ笑っていたのだった。焦点の合わない目で、助かったわ!と海底のゲージの中で一人笑い続ける不気味な姿。妹はもちろん、そこにはいない。救助隊員が救出する途中で姉は正気に戻ったようだったが、ここで話は終わりとなった。
この映画は、青く濁って視界のきかない水中での時間が大半を占めている。なので、広く、深い海の背景として、一層、暗く、寒々しい雰囲気を演出していて、暗澹たる気分を高めていると思う。見た後も、そういう意味で怖さが続いた。
2018年6月21日木曜日
ロスト・バケーション(Shallows 2016年 アメリカ)
TV電話で父とケンカしたあと、気分転換にもうひと泳ぎしようと思ったのが間違いだった。執念深いサメにつきまとわれ、水中の岩場に追い込まれる。サメに食べられたり殺されてしまう男性が3名、それを見ておののく主人公。
満潮・干潮までの時間を知らせる時計表示、食われてしまった男性の遺品カメラの映像再生による切迫感などが、物語の進行を効果的に演出している。
満潮で岩が水没してしまうので、クラゲにさされながらもなんとかブイにたどり着くが、ブイがやがて倒れてしまい、水中で主人公がとったのは、自力でサメを倒す方法だった。
サメが水中をスーッと横切る様は、まるで空中を飛行するようにも見えた。水がなければまさに、飛んでいる感じがする。海中は、サメにとっては自由な空間そのものというのか。
また、主演女性のすっきりとスレンダーなナイスプロポーションが素晴らしく、さわやかなサーファー姿が描かれていた。
2018年6月20日水曜日
エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア (1994年 アメリカ)
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冒頭の、カギ爪が動き出し襲い掛かってくるシーンは、やや怖い。 |
第一作から10年、結婚して夫と息子と暮らしていたヘザー(ナンシーを演じていた女優本人)。ある日突然、悪夢が再発する。そして、夫は居眠りの最中に車内で惨殺され、息子ディランも様子がおかしくなってしまう。ディランが病院医師の処方薬により眠ってしまうと同時にフレディが現れ、付き添いベビーシッターのジュリーを惨殺。
映画の立案者、ウェスクレイヴンは、ヘザーがナンシーという役を演じることで、フレディに対処していくべきだと主張していたようだが、果たしてヘザーは息子の夢に潜入して、フレディと対決するのであった。
というあらすじだったが、夢の中に入って戦うシーンはむしろ、ギャグっぽいというか、フレディのメイクも作り物っぽく、舌が伸びるシーンも何となく面白おかしいというか、実体を表すとなぜか不気味感がゼロになり、ドタバタになってしまう気がする。
息子ディランを演じているのは、ミコ・ヒューズさんという俳優だが、途中でふと、どこかで見たことのある顔だと思ったら、1989年映画「ペット・セメタリー」で、幼い息子・ゲイジの役を演じていたのを思い出した。
息子ディランを演じているのは、ミコ・ヒューズさんという俳優だが、途中でふと、どこかで見たことのある顔だと思ったら、1989年映画「ペット・セメタリー」で、幼い息子・ゲイジの役を演じていたのを思い出した。
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「ペット・セメタリー」で、墓から蘇った息子ゲイジを演じた。 |
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こちらは、本作のディラン役で。 |
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(追跡おまけ)現在は32才らしい。時の流れを感じてしまうが、目元の面影は残っているような。 |
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