2018年6月20日水曜日

エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア (1994年 アメリカ)

冒頭の、カギ爪が動き出し襲い掛かってくるシーンは、やや怖い。

 第一作から10年、結婚して夫と息子と暮らしていたヘザー(ナンシーを演じていた女優本人)。ある日突然、悪夢が再発する。そして、夫は居眠りの最中に車内で惨殺され、息子ディランも様子がおかしくなってしまう。ディランが病院医師の処方薬により眠ってしまうと同時にフレディが現れ、付き添いベビーシッターのジュリーを惨殺。

 映画の立案者、ウェスクレイヴンは、ヘザーがナンシーという役を演じることで、フレディに対処していくべきだと主張していたようだが、果たしてヘザーは息子の夢に潜入して、フレディと対決するのであった。

 というあらすじだったが、夢の中に入って戦うシーンはむしろ、ギャグっぽいというか、フレディのメイクも作り物っぽく、舌が伸びるシーンも何となく面白おかしいというか、実体を表すとなぜか不気味感がゼロになり、ドタバタになってしまう気がする。

 息子ディランを演じているのは、ミコ・ヒューズさんという俳優だが、途中でふと、どこかで見たことのある顔だと思ったら、1989年映画「ペット・セメタリー」で、幼い息子・ゲイジの役を演じていたのを思い出した。

「ペット・セメタリー」で、墓から蘇った息子ゲイジを演じた。
こちらは、本作のディラン役で。
(追跡おまけ)現在は32才らしい。時の流れを感じてしまうが、目元の面影は残っているような。