2019年8月8日木曜日
シアター・ナイトメア
映画館のアルバイト店員、しかもそこそこ高齢者で、仕事や待遇にいかにも不満をかかえてそうな感じで、その店員の悪だくみによって観客とアルバイトの上司がはめられ、命を奪われていくという話。(店員を演じているのは、「エルム街の悪夢」のフレディを演じている俳優だそうだ。)
それにしても、このしょぼくれた店員の悪だくみを中心に話が進んでいくのが最初から不愉快な感じであった。
飲み物に薬を入れて観客女性に飲ませるなど、はじめからやっていることが犯罪そのものである。さらに、プライドばかり高く、仕事に誠実に向き合わないために映像技師の仕事を外されたらしい。上司にそれを指摘されて逆恨みをする。
最初から共感性のない主人公の目線で、物事が悪い方悪い方へ進んでいくのは、不快感を募らせる。物語からただよう、ねちっこい陰湿な感じが嫌で、終始ほとんど二倍速で見てしまった。
結局、その店員が嫌っている上司(上司としてはすごくまっとうで、きちんと仕事面で努力しない彼を叱咤しただけ)と、観客の青年が策にはまって殺されてしまうが、この老人の制作映画のワンシーンとしておさめられてしまい、老人は映画をみながらほくそ笑む。そこがまた、イラッとした。
魅力のかけらもない悪役(考えることは悪いことばかりのアルバイト老人)が、あたかも自分が神であるかのようにふるまい、しかも悪だくみが成功してしまうのは、非常に許せない感じがする。
2019年8月4日日曜日
ダウンサイズ とアントマンに見られる縮小思考
誰の言葉だっただろうか、人間が思いつくことは、その時は実現不可能かと思われても、いずれは実行可能になる、ということだった。
荷物がかさばり、重い。引っ越しの荷物が大きくて大変である。なかなか片付かない。いつかこれらに、レーザーのようなものを当てて小さくして、配置をきめてから元の大きさに戻る技術が開発されないだろうか・・、と私もよく考えていた。
映画界でもそれに似たダウンサイジング思考が時折、散見される。古くは1966年映画「ミクロの決死圏」、「インナースペース」(1987年)のように、人体を探検する旅を題材としたSF映画があるが、近頃は人体の不思議探求から、小さくなった人間がどんなことをやれるか、ということに焦点が移っているかもしれない。
こちらの映画では結局、ミニサイズ人間の世界での出来事に後半は普通の世界同様に描かれているので、ダウンサイジング描写は前半くらいだろうか。主人公がアジア系女性と出会い、のちの人生選択に大きな影響を受けていくが、この映画は意外に平凡な終わり方になっている。
アントマン
チャイルド・プレイ(2019)
2019年版チャイルド・プレイである。少し哀愁を帯びたような微笑みがやや好感を感じさせるが、だんだんと悪魔の様相を呈していく。
「アイム・ユア・バーディ」という人形に標準装備?されている歌は、「アイム・ユア・サンシャイン」を元にアレンジしているような曲感である。
https://www.youtube.com/watch?v=dQYhRBEA1BY
2019年7月21日日曜日
THE WAVE(ザ・ウェイブ)
最近、DVDレンタルは、駅前のツタヤレンタルがなくなってしまって以来、ネットレンタルで借りるようになったが、ジャケットがないと、やはり時折間違えて以前見たものを重複して借りてしまうことがあるようだ。
ノルウェーのフィヨルドを囲む山の崩落で大津波が一帯を襲うというあらすじ。重複レンタルに気づいたので、飛ばしながらああ、こんなだったと思い出しながら適当に面白いシーンだけを見た。
山の車中にも容赦なく襲い掛かる大波、ホテルの地下シェルターに逃げる主人公たち、シェルター内でも閉じ込められ、脱出劇を繰り広げる。といった見どころがある。
ノルウェーのフィヨルドを囲む山の崩落で大津波が一帯を襲うというあらすじ。重複レンタルに気づいたので、飛ばしながらああ、こんなだったと思い出しながら適当に面白いシーンだけを見た。
2019年6月30日日曜日
X-MEN: ダーク・フェニックス
今回も、ジーン・グレイが途方もないパワーを身に付けて暴走するが、仲間との信頼関係を取り戻しながらも、ラストで命と落とす話。
この話はずいぶん前だったが、
「X-MEN: ファイナル ディシジョン」(2006年)
こちらの映画では、ジーン・グレイが暴走した後に、愛するウルヴァリンの手にかかって倒される、というストーリーであった。
Xメンを初めて見たのはアニメで、十数年前とかなり前。CS放送で時折見ていたキッズステーションのアニメで、X-MEN: ANIMATED SERIES というものだっただろうか。その時は、エグゼビアの運営する学園が、敵に破壊されたところあたりで物語がおわってしまったか、視聴を中断してしまったのか、よく覚えていない。
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実写映画にもよく登場するキャラクターたちである。(時計回りでストーム、?名前不明、サイクロプス、ビースト、ウルヴァリン、エグゼビア教授) |
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このくらい全員集合させると、誰?というキャラクターもいるが、知っている多くのキャラがいる。 |
メン・イン・ブラック インターナショナル
話の内容のインパクトより、演出の面白さだろうか。
主演の「クリス・ヘムワーズかっこいい映画」、と一言で言えそうだが、他にはリーアム・ニーソンが組織のお偉いさんで良い感じに登場し、この映画で長くレギュラー出演できるものなのかと思いきや、宇宙人に体をのっとられていたため最後は退治されてしまうという残念さ、女武器商人の複数の手を生かしたアクションシーンが意外に恰好良い、などの場面場面での演出が良かった。
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