2021年3月3日水曜日

ヘル・フライト

 


観てからレビューを書くまでかなり時間がたったが、やはり書いておこうと思う。

乗客が一人づつ姿を消していく、というストーリーは、ニコラス・ケイジの「レフト・ビハインド」的な映画かと思いきや、本当に悪魔が現れて人を連れ去る、という話だった。

B級ホラーで、レビュー評価も一般的にあまり高くなく、CA(客室乗務員)の女性への酷評で「だみ声のCAってどうなんだろう」的な指摘があったりと、手厳しいものがあった。というより、個人的には搭乗前のお出迎え待機前に、ずいぶんテンションの低い感じがするなあという感じはしていた。それと、他にも似たレビューがあったと思うが、乗客の着陸後の予定を聞いてついていこうとしたりと、なんだかCAとしてはいただけないやりとりがあったようだったが、B級ホラーなので、こういった「しょうもない」演出は仕方なかったかもしれない。

結局、乗客の中の一人の女性、普通の人かと思ったら悪魔で、一人一人をさらっていくという展開であった。そして最後は乗客が持っていた古代の書物?的なものを読んで悪魔に立ち向かい、なんとか退散させたというしめくくり。悪魔が、むき出し頭蓋骨に少し肉片がついたような不気味な相貌であった。が、完全に人間の頭蓋骨かと思わせるかと言うと、なんとなく横に平べったい、亀?のような顔だった。

部分部分独特にひねった?出だしや乗客の個性、展開に妙なひねりはあるが、それぞれ何とも言えない感じ。個性的に表現していると言えばそれまでだが、悪魔とわかった女が人間の姿のまま客室の中をとんで跳ねまくったりと、どうしても演出に微妙な感じがしてしまう。