2022年7月30日土曜日

私が見た未来・オリジナル版を読みました

 



表紙には有名な、「大災害は2011年3月」と記したものがあり、東日本大震災を予言したものだとされている。(1999年初版発行。作者は他にも世界的有名人の死も予知している。)
いわゆる復刻版でもある「完全版」と違い、目から涙を流している。そして内容は、途中までの掲載されているマンガが違うようである。復刻版が出るまでは、この旧版は、10万円もの高値がつけられて売られていた。(絶版のようである)


以下、簡単なあらすじを載せておく。

1.磁場
姉が婚約者と同居中のマンションで、霊の気配を感じた作者たち。霊感が強い人に見てもらうことになり、簡単なお祓いもやってもらった。悩みなどを抱えていると霊に取りつかれやすいという話を聞いたのちに、ふっ切れて婚約を解消することにした姉。が、新たに向かった新天地で、幸運にも運命の相手と結ばれる。

2.伝えられたメッセージ
海外に住む友人の別荘や住まいで起きた、心霊現象。視線を感じて目を開けると、じっと自分を見下ろす顔。塩を部屋の入り口にまいたところ、その日以降入ってこなくなった。別宅では、亡くなった知人のお母さんが、女性を知人の奥さん(彼女?)と勘違いして現れ、メッセージを託して行った。

3.霊がいっぱい
霊感の強い人と一緒にいると、普段は見えていないものが見えたりすることがあるという。山登りですれ違うカップル、気を付けてと声かけしてくれたおじいさん、うずくまるおばあさん、夜道を照らしてきた二つの懐中電灯の光、と山小屋の管理人さんが話してくれた話の幽霊たちと、ことごとく遭遇してしまった主人公たち。

4.彷徨う霊たちの話
亡くなった後も、仕事の休憩時間にそうしていたようにトイレに出没する女性の霊。三途の川を渡ろうとしたら、血まみれで体がズタズタになった女の子がそばを通り過ぎて、ふと我に返って息を吹き返した人、霊安室にカマを置く風習を無視したら、何かにとりつかれて踊りを踊りだした遺体、マンションの地縛霊にとりつかれた男性、など、さまざま霊に関する体験話。

5.夢の跡
亡くなった劇団員たちの話。演劇への情熱、将来の夢半ばであの世へ旅立たねばならなかった人たちの思いは消えず、鏡の前、舞台、客席、演劇中の劇団員の背後、果ては大道具の棺桶の中にまで出現して演劇に参加する(重さもずっしり重くなったそうである)、という話。

6.白い手
古い家具、人形にとりついた霊。それを知らずに入手して家に置いた結果、家の中でミシミシと人の歩く音、異音や人影、幽霊の姿を目にした話。

7.私が見た未来
夢日記をつけていたら、事実として後から本当にその内容と同じ出来事が起こった。事件で亡くなった人、有名人の話、津波の話。だが、ここでの津波の話は、3・11(2011.3.11東日本大震災)のものではなく、2025年7月のものだという。(後年の復刻版の話より)

8.縁の先
守護霊の話や、前世の話。